藝大発のクリエイティブチーム・monjeのライブは「遊具」がステージに! 歌と美術が絡み合う独自の表現に迫る
初のワンマンライブは、遊具をステージに置いて
番組ではmonjeの『あつまれ』をオンエア。5月18日に実施したワンマンライブ「monje第一公園」の話題となった。 クリス:『あつまれ』は「monje第一公園」のために作ったテーマソングです。初のワンマンライブはいかがでしたか? 森山:めちゃくちゃ楽しかったです。普段は打ち込みで作っているのですが、今回は初めてバンド編成でやってみました。「人と音楽をする」という久しぶりな感覚というか、あまり僕はやったことがなかったので「いいな」と思いました(笑)。 クリス:会場はBAROOMという僕も知っている会場ですが、円形ステージですよね。そのステージの上にジャングルジムを建てました。「monje第一公園」は「公演」ではなく「公園」ですが、それをテーマに? 森山:「遊び」というのをずっとテーマでやっていて、今回は公園をモチーフにライブをやりました。 クリス:実は森山さんがスタジオにお越しになる前にライブの映像を観ましたが、全然髪型が違うので入って来られたときに「なんでスタッフの方が入ってきたのかな」と思いました。ライブのときは髪の毛をブレードして編んでいて、かなりいい感じにヤバさを醸していたのが、非常に穏やかな普通の好青年が入ってきて「あれ? ライブのキレッキレの男はどこに行ったのだろう」と思いました。今日は別人ですね。 森山:期待に応えられず、ごめんなさい(笑)。 クリス:どちらかというとヒップホップ、mabanuaの弟子みたいな雰囲気でしたが、いまは普通の好青年、まさに藝大生という雰囲気です。初のワンマンライブは楽しかったと思いますが、逆に反省点や今後またライブをするときに「こういうことを試みたい」みたいなことはありますか? 森山:今回は遊具を初めてステージ上に置いてみて「いける」ということがわかったので、今後はもっとジャングルジム以外にも滑り台とかシーソーとかを置きたいです。自作しているので。 クリス:自作しているの!? あのジャングルジムは作ったんですか? 森山:作って自分たちで設置しました(笑)。 クリス:作品なわけですね。あえて出来物ではなく。 森山:たとえばあれをバラして音響機材を仕込んだりとかをやりたかったんです。今回はできませんでしたが、いろいろと拡張性がある風にしたくてゼロから設計しました。 クリス:じゃあ今度は滑り台のなかにマイクを仕込んで、滑るときにその音かなにかを使ってそれをサンプリングしてループに使うみたいな。 森山:そういうことを想定しています。 クリス:それは面白いですね。じゃあ自分でどんどん作品もできるという。 森山:僕的には歌も美術も同時に発表できるということで、すごく楽しいです。