【自衛官自殺】遺族が国に賠償請求「長時間労働」「パワハラ」が原因 口頭弁論始まる
TVIテレビ岩手
陸上自衛隊岩手駐屯地に所属していた男性が4年前に自殺したのは、「長時間労働」や「パワハラ」が原因だとして、遺族が国に賠償を求める裁判が、21日盛岡地裁で始まりました。 訴えを起こしたのは、岩手駐屯地に所属し、2020年に自殺した当時27歳の男性自衛官の遺族です。 訴状などによりますと、原告の遺族は男性が29日間連続で勤務し、超過勤務が200時間を超えていたことや、当時の上司のパワハラなどが自殺の原因だと主張しています。 自殺は、その後超過勤務によるうつ病が原因として、公務災害に認定されました。 原告の遺族側は、国に対しおよそ1億円の損害賠償を求めていますが、21日の裁判で被告側の国は、請求の内容について棄却を求めました。次回、口頭弁論は来年2月に開かれる予定です。