吉野家の「牛丼」って、作るより安いですよね? 牛肉1パック「500円」以上するのでお得だと思うのですが、実際どうなのでしょうか?
外食を利用する理由は「安いから」だけではない
ただ、筆者としては「節約のために、安く外食で食べられる牛丼などでも必ず自炊をするべきだ」とは思いませんし、ファイナンシャル・プランナーとしても積極的にはおすすめしません。 安価な外食を活用するメリットは「安いから」だけではなく、出先で即座に食事ができること、家事の時間を節約できることなどもあるからです。仮に、仕事で一刻を惜しむような状況であれば、節約家の私であっても気軽に外食を利用するでしょう。 仕事以外の面でも、家庭の用事などで疲れ切ってしまった場合、体調がすぐれない場合、睡眠時間を多めに確保したい場合など、外食やできあいの総菜などはためらわずに利用するべきだと筆者は思います。 実際には栄養バランスなども考慮したいところですが、自分の今の状態における優先順位を誤らず、最も満足ができる選択をしたいものです。
まとめ
牛丼を実際に家庭で作ってみると、人件費を含めても1人前450円程度あれば作成できるため、「牛丼並盛」1杯が500円程度するチェーン店で外食するよりは、若干安く済むと言えます。 ただし、いくら節約のためだとは言え、家事に取られる時間が貴重である場合や、仕事が忙しい場合などにおいても必ず自宅で料理をする・弁当を持っていくという選択をすることは、決しておすすめできません。 考え方を変えれば、外食をすることで「1食あたり、ほんの数十~数百円」で、食事に関する一連の家事を1回パスできるとも言えます。料理が不得意な方、片付けにストレスを感じる方であればなおさら、これは大きなメリットになることでしょう。 外食をするときは、それが今の自分にとってどのようなメリットになるのかを頭に置いておきたいものです。 出典 吉野家ホームページ 牛丼 執筆者:山田圭佑 FP2級・AFP、国家資格キャリアコンサルタント
ファイナンシャルフィールド編集部