萩生田・平沢氏の追加公認を首相当面見送り でも自民会派入りは要請
自民党の石破茂首相(党総裁)は30日、衆院選で派閥の裏金問題の関与を理由に非公認とした萩生田光一元政調会長(東京24区)、平沢勝栄元復興相(東京17区)の両氏を当面は追加公認しない方針を固めた。複数の政権幹部が明らかにした。ただ、少数与党で国会運営に支障が出るため、自民は両氏に党内処分で離党した世耕弘成・前党参院幹事長(和歌山2区)、党員資格の停止処分(1年間)の西村康稔元経済産業相(兵庫9区)を加えた4氏に対し、衆院会派入りを要請。党関係者によると了承を得たという。 衆院選で自民は、裏金問題に関わった12人(3人は不出馬)を非公認とし、政治資金収支報告書の不記載が発覚した34人の比例代表への重複立候補を認めなかった。それでも逆風は収まらず、自民、公明両党で過半数(233議席)には届かなかった。
朝日新聞社