26年W杯出場濃厚「サッカー日本代表」次の課題、1年の準備期間にどこまで選手強化進められるか
現在、欧州5大リーグ(イングランド、スペイン、ドイツ、イタリア、フランス)の1部チームには、20人ほどの日本人選手が在籍し、200人前後の選手が海外リーグでプレーしている。その中から国内組も含め、次世代のスターが現れる可能性もある。 ■強豪国との対戦が不可欠 一方、課題は強化試合の相手だ。 2024年は16試合すべてがアジア勢で、世界ランキングでは格下相手の試合だった。2025年6月のアジア最終予選までは日程が発表されているが、W杯に向けた準備には欧州、南米、アフリカの強豪国との対戦が不可欠だ。
しかし、欧州勢は予選が佳境に入り、マッチメイクが困難になる。9月に予選を終える南米勢や、開催国で出場を決めているアメリカ、カナダ、メキシコあたりが候補となるだろう。 3月に世界最速でW杯出場を決め、その後は2026年の本大会に向けた準備を進める──。2025年は、日本代表がさらなる進化を遂げる1年になるはずだ。 =一部敬称略=
小野寺 俊明 :スポーツ企画工房 代表取締役