洗練された外観、広い車内空間…日産ノートe-POWER カタログ燃費と実燃費をチェック【魅力と課題を解説】
現在は全モデルe-POWER搭載となっている日産ノート。ここではその燃費性能について、ライバルなどとも比較してご紹介します。 【写真】日産「ノート」のカタログ燃費を見る
現行ノート(e-POWER)の燃費は?
現行の3代目ノートは2020年にデビュー。全モデルが日産のハイブリッド技術「e-POWER」搭載車です。 e-POWERはエンジンの力でモーターを動かし、モーターの力だけで走行する仕組みです。他のメーカーのハイブリッド車と比べると、燃費性能は劣ります。しかし、電気自動車のような高い静粛性と滑らかな加速など、e-POWERならでの魅力もあります。 ※この記事では、価格情報や燃費情報をガリバー「車」カタログより引用しています。(2024年9月19日情報) ▽カタログ燃費 現在、ノートのモデル展開は標準モデル「X」と90周年記念の特別仕様車、「オーテック クロスオーバー」(日産のカスタムモデルを手掛けるオーテック社開発のモデル)の3種類。それぞれ2WD車と4WD車があります。 【グレード】X 【駆動方式】2WD 【WLTC燃費】28.4km/L 【新車価格(※参考)】229.9万円 【グレード】X FOUR 【駆動方式】4WD 【WLTC燃費】23.8km/L 【新車価格(※参考)】258.1万円 【グレード】X 90周年記念車 【駆動方式】2WD 【WLTC燃費】27.8km/L 【新車価格(※参考)】240.9万円 【グレード】X FOUR 90周年記念車 【駆動方式】4WD 【WLTC燃費】23.2km/L 【新車価格(※参考)】269.1万円 【グレード】オーテック クロスオーバー 【駆動方式】2WD 【WLTC燃費】27.8km/L 【新車価格(※参考)】275.7万円 【グレード】オーテック クロスオーバー FOUR 【駆動方式】4WD 【WLTC燃費】23.2km/L 【新車価格(※参考)】306.4万円 日産が公表しているカタログ燃費では、2WD車は概ね28km/L前後、4WD車は概ね23km/L前後となっています。 ▽実燃費 メーカーが公表するカタログ燃費は、試験場の測定器で計測された数値です。実際の燃費はエアコンの使用や渋滞など多くの要因で変化し、一般に実燃費は「カタログ値の7割~8割程度」と言われます。 ノートの実燃費もカタログ値の7割程度、つまり2WD車では19~20km/L程度と考えられます。ユーザーの声を聞いても、概ねこのような数値のようです。 ▽Q. ノートのガソリン代の目安は? たとえば標準モデルの「X」(2WD、WLTC燃費28.4km/L)で1000km走行する場合、レギュラーガソリン価格を174円/Lとすると、燃料代は概ね6000円ほどです。 この試算では、もし1年に1万km走るとすれば、年間の燃料代は6万円程度となります。