「氷室まんじゅう」作りピーク
北陸朝日放送
7月1日の氷室の日を前に、金沢市の和菓子店では無病息災を願う 「氷室まんじゅう」作りが本格的に始まっています。 「氷室まんじゅう」は、江戸時代に加賀藩が氷室の氷を将軍家に献上する際、 無事に江戸まで届くように供えたのが始まりとされています。 その後、無病息災を願って食べる習慣が広まりました。 金沢市いなほにある老舗和菓子店、「柴舟小出」の工場では、 氷室まんじゅう作りが行われています。作業場では従業員がまんじゅうの形を整え、 蒸し上げていく作業に追われていました。 氷室まんじゅうの色には意味があり、 白は「清浄」、緑は「健康」、赤は「魔除け」を表すといわれています。 なお6月30日には、金沢市の湯涌温泉で小屋から雪氷を取り出す 氷室開きが行われる予定です。