戸田恵子さん「50歳になった時に、40代の過ごし方が活かされているなと感じたんです」|STORY
66歳で挑む“ご褒美”のようなN.Y.公演
実は戸田さんの趣味は「ブロードウェイでお芝居を観ること」。20代で初めてニューヨークを訪れて以降、「もう40年以上、毎年1回ないしは3回ぐらい行っている」そうです。 「そんな私が大好きなニューヨークで公演ができる。しかも、いつもふらっと前を通っていたカーネギーホールというビッグネームな場所でやれるなんて、これはもう長いこと頑張ってやってきた私への“ご褒美”だなと思ってます。カーネギーホールは小ホールも大ホールも楽屋口は同じなんですよ。現地へ行って見せてもらったんですが、楽屋口にジュディ・ガーランドの写真が飾ってあって感激しました。前回の再演から5年経つので体力的な心配はあるし、きっといろんなトラブルもあるとは思うんですが、素敵なご褒美を気負わず楽しんでこようと思います。せっかく面倒な書類やら何やらをクリアして、アーティストビザを取っていくわけですから、このビザがある間にもう1回、ニューヨークで何かしたいなと思っている私もいるんですよ(笑)。カーネギーホールは契約が大変なんですが、普通のライブハウスならもっと簡単に出られるという話を聞いたので、夢はいろいろ膨らみますね(笑)」
40代の過ごし方が50代以降に活きてくる
新しいことを始めるのに年齢は関係ない――新たな夢を溌溂と語る戸田さんは、そんなことを改めて感じさせてくれます。最後にSTORY読者にメッセージをいただきました。 「40代って、若くはないけど、年寄りでもない。やろうと思えば、結構なんでもできちゃう年代だと思うんですよ。でも、やれないことを無理してやることはない。私はそう思って過ごしてきました。その代わり、やれることはフルに頑張ってみる。きっと50代になった時に、そのフルに頑張ってきたことが活きてくると思います。その時はわからなくても、頑張ったことは何かしら身になって次に繋がっていくんですよね。だから、いつの年代も一つひとつのことを大事にして丁寧に生きる。私もそういう生き方ができたらなと思っています」