GS25とCU…韓国コンビニの両雄、第3四半期の成績表にみる明暗
【11月09日 KOREA WAVE】韓国コンビニの両雄である「GS25」と「CU」の第3四半期の悲喜が交錯した。CUはドバイチョコレートなどトレンド商品の人気に力づけられ売り上げと営業利益が同時に増加したが、GS25は営業利益が逆成長した。 GS25を運営する「GSリテール」とCUを運営する「BGFリテール」が、今年第3四半期の実績を7日、公示した。売り上げはGS25がCUをリードし1位を守ったが、営業利益はCUが優位を占めた。 GSリテールの第3四半期の連結基準の売り上げは3兆547億ウォン(約3339億円)で、前年同期比3.7%増加した。コンビニとスーパー新規出店に伴う運営店の増加で全体の売り上げが増えた。 一方、営業利益は前年同期比24.1%減の806億ウォン(約88億円)だった。不動産業況の悪化による開発事業の実績と子会社の利益減少などの影響だと会社側は説明した。 コンビニ部門の第3四半期の売り上げは2兆3068億ウォン(約2515億円)で、前年同期比3.9%増加したが、営業利益は5.1%減の729億ウォン(約79億円)となった。運営店が増え、減価償却費や広告販促費などが増加した影響だという分析だ。 GSリテールによると、コンビニ部門の第3四半期の客数は-1.2%を記録した。店舗が増え、一つの店舗を訪れる顧客数は減った。昨年第3四半期-0.3%を記録した後▽2023年第4四半期-1.7%▽2024年第1四半期-2.4%▽2024年第2四半期-1.4%――などと、マイナス成長を記録した。 GSリテール関係者は「客単価は増えたが客数が減ったのは店舗数が増え顧客が分散した影響だ。これに伴い各営業店の売り上げが減ることを防ぐために協力商品など差別化商品の開発に集中。消費者がさらに多く購買できるものを作り出し、客単価は増えた」と説明した。 一方、BGFリテールは売り上げと営業利益が共に増えた。特に営業利益は今年第1四半期と第2四半期ともに逆成長したが、第3四半期は改善に成功した。 第3四半期の連結基準営業利益が912億ウォン(約99億円)で前年同期比4.8%増加し、同期間の売上高は5.4%増えた2兆3256億ウォン(約2533億円)と暫定集計された。これに先立ち、今年第1四半期と第2四半期の営業利益はそれぞれ前年同期比-11.9%、-2.4%減少した。 ドバイチョコレート、生フルーツハイボール、お得なアイテムシリーズなど差別化した商品が外形成長を牽引したと会社側は説明した。 第3四半期の販売商品群の割合を見ると、酒類、スナック、乳製品などの加工食品が46.2%で最も多かった。前年同期と比べても売り上げ全体に占める割合が小幅に増えた。生鮮食品(FF)・家庭簡便食(HMR)など食品群は12.4%で前年同期対比0.2ポイント比重が減少し、たばこ(36.2%)と非食品(5.2%)もそれぞれ0.3ポイント、0.2ポイント減った。 この日、BGFリテールの株価は前取引日対比0.87%上がった11万6300ウォン(約1万2667円)で取引を終えた。GSリテールは前取引日と同じ2万1600ウォン(約2354円)だった。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
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