さようならオレンジ一色の車両 大阪環状線「201系」最終運行
さようならオレンジ一色の車両 大阪環状線「201系」最終運行
さようならオレンジの車両──。JR大阪環状線を走るオレンジ色の車両「201系」が7日、運行を終了。最終運行を受け、各駅のホームなどでは最後の姿を見ようと多くの人が詰め掛け別れを惜しんだ。 【映像】運行を終えた大阪環状線201系車両の京橋駅入線の様子
JR西日本によると、2016年度から大阪環状線に投入してきた「323系」車両が、8日をもって全編成176両(8両×22編成)の投入が完了するという。これに伴い大阪環状線、JRゆめ咲線の営業列車はすべての車両が片側3ドア(扉)となる。
1980年代に量産され、これまで走ってきたオレンジ一色の車両である201系。多くの人に親しまれてきたこの車両の最後を見ようと、各駅で最後の雄姿を撮影する利用客の姿が多く見られた。
学生時代からこの車両に親しみをもっていたという大阪市生野区の会社員の男性(43)は「大阪環状線といえば、このオレンジの車両なので、それが7日で最後とテレビのニュースで何度か見たので仕事途中ですが待っていたら見ることができました。オレンジの車両が見られなくなるのは寂しいけど、長い間お疲れ様でしたという感じですね」と話していた。
大阪市鶴見区の短大2年の男性(20)は「きょうは学校が休みなので来ました。最後の運行に乗ることができて、本当に良かったです。201系ありがとう」と笑顔で話していた。7日をもってこのオレンジ一色の201系車両は大阪環状線から姿を消すが、201系車両自体は、これからも関西本線、おおさか東線でみることができる。