【熊本競輪・GⅢ開設記念】町田太我「託したぞと言われた」 同期の思いを背に決勝も持ち味貫く
<5日・熊本競輪・3日目> 町田太我が持ち味を発揮し続けている。初日、2日目に続いて、準決10Rも突っ張り先行。別線に仕掛ける隙を与えず、番手の松浦悠士と連日のワンツーを決めた。 「展開に恵まれました。自分はすんなり駆けられるかどうかなので。展開一本です」。本人は謙遜しながらレースを振り返ったが、番手の松浦は「太我が強かった。自分はSを取っただけで、何もしていない」と手放しに褒めちぎった。 決勝12Rは松浦―隅田洋介を連れての自力戦。嘉永泰斗―中川誠一郎の地元勢にとって強敵となり得る存在だが、町田も熊本への思いを込めて、バンクを走っている。「前検前日に同期の松岡辰泰さんと食事した時に、『託したぞ』と言われた。その気持ちを背負って頑張る」。熊本記念を走れない同期の分まで。決勝も代名詞の先行勝負を貫く。