「愛されるパイロット」に ヘリの操縦訓練を受けた自衛隊員の卒業式 三重・伊勢市
1年にわたって操縦訓練を受けた7人の隊員が卒業=伊勢市(三重テレビ放送)
陸上自衛隊のパイロットを目指す隊員の卒業式が、2日、三重県伊勢市の明野駐屯地にある、陸上自衛隊航空学校で行われました。 この日は、1年にわたってヘリコプターの操縦訓練を受けた7人の隊員が、卒業の日を迎えました。 隊員たちは、卒業式を前に訓練の成果を示す編隊飛行を披露。保護者や学校関係者らが見守るなか、4機のヘリコプターが駐屯地周辺の空を約10分にわたって飛行しました。 その後の卒業式では、更谷光二学校長が、隊員一人ひとりにパイロットの証しである航空き章を授けました。 更谷学校長は「担当する航空機の知識と、操縦技術をしっかりと身に付けられるように、これからも全力で訓練に取り組んでほしい」と話していました。 卒業した隊員たちは、今後、担当する航空機に応じた訓練を受けたあと、それぞれの部隊で活躍します。 卒業した隊員は「培ってきたものをいかして、冷静な状況判断や人を守れるといった面で愛されるパイロットになれれば」「全国的に派遣されることが可能なので、今後、幅広く活躍できるパイロットとして機体の操縦に取り組みたい」と話していました。