広島・堂林“限界突破”モンテロ&ファビアンに打ち勝つ「野球につながる」トレーニングで長打力アップだ
広島・堂林翔太内野手(33)が1日、来季のレギュラー奪取へ“限界突破”を目標に掲げた。今季は開幕4番を務めるも87試合で打率・230、1本塁打、17打点。新外国人や若手との競争に身を置く来季は長打力を磨き、「キャリアハイぐらい(の数字に)いけるように」と意欲を示した。この日は広島市内のホテルで行われたトークショーに参加。選手会長が巻き返しを図っていく。 逆襲への準備は、着々と進んでいる。堂林は現在の自主トレについて「ここ最近にないぐらい、順調にできている」と明かした。上半身のコンディションが整わなかった昨年の同時期を思えば、充実そのもの。来季は長打力にこだわる姿勢を示し「キャリアハイぐらい、いけるように頑張りたい」と闘志を燃やした。 最大のライバルは新外国人の2人。モンテロは一塁と三塁をこなし、ファビアンは外野を守る。両助っ人とポジションが重なる自身にとって、強敵になりそうだ。だからこそ、出番を増やすためには打ち勝つしかない。 「長打が一番求められると思うし、外国人が競争相手になるのは間違いない」と、し烈な争いを覚悟。そして「若い選手も秋にキツい練習をやって頑張ってきているのは耳にしている。まだまだ負けない気持ちでいる」と闘志を燃やした。 今季は87試合で打率・230、1本塁打、17打点。打率・273、12本塁打、35打点だった昨季から数字が下降。「今は、ただ重いものを持って満足するようなトレーニングは自分には合わない。上半身と下半身のつながりを感じながら、野球につながるトレーニングをしている」と長打力アップに向けて汗を流す。 「2月1日からしっかり動けるような準備はしていかないといけない。今やれるべきことをやっていきたい」。来季で16年目。シビアな競争を勝ち抜いて、赤ヘル打線に欠かせない存在となる。