多木化学、ひょう被害復旧に6.5億円 工場の屋根や雨どいで穴、社有車30台以上が損傷
肥料メーカーの多木化学(加古川市)は23日、兵庫県南部などで4月に降ったひょうで、加古川市と播磨町にまたがる本社工場などの被害に対する復旧費用6億5500万円を特別損失に計上すると発表した。ただ、6億8400万円の保険金が受け取れることが確定し、同額を特別利益に計上。2024年12月期連結決算の業績予想は据え置く。 【写真】播磨町の公共施設、ひょう被害が2億5千万円に 窓損壊、屋根が変形、ソーラーパネル落下… 同社によると、工場のスレート屋根や雨どいで広範囲に穴があくなどしたほか、製品在庫も被害を受けた。社有車も30台以上が損傷したという。(大島光貴)