中嶋一輝VS和氣慎吾は会見で早くもピリピリムード
大橋ボクシングジムは24日、主催興行「フェニックスバトル120」(8月27日、東京・後楽園ホール)の会見を東京・文京区のBlue-ing!で開催。メインイベントで初防衛を目指す東洋太平洋スーパーバンタム級王者の中嶋一輝(31)=大橋=や、挑戦者の元東洋太平洋、日本同級王者で、現東洋太平洋同級7位の和氣慎吾(36)=FLARE山上=らが出席し、意気込みを述べた。 中嶋は2月に王座決定戦で同級5位だった中川麦茶(35)=一力=に3-0の12回判定勝ち。再起戦でバンタム級に続き、東洋太平洋王座の2階級制覇を達成した。2021年10月に東洋太平洋バンタム級王座、昨年6月にWBOアジア・パシフィック・スーパーバンタム級王座の初防衛戦でともにTKO負けしており、〝鬼門〟の初防衛戦に「絶対に勝って、次の試合に向けて頑張っていきたい。判定じゃなくて絶対にKOで勝って、世界につなげていく」と三度目の正直で初防衛を誓った。 和氣については「ベテランの選手だと思う。これといった印象はない。一緒の階級っていうのは知ってたんですけど、特に意識したことないです」と述べ、和氣は「僕も特別意識したことはないんですけど、ドヘニーとやったときの試合を見たりとか、いくつか試合は見ていました」と返して早くもピリピリムードを漂わせた。 ベテランの和氣は「もうプロで18年やって、これがもう本当の最後のチャンスだと思っています。ただ、このチャンスを必ずもぎ取って、世界につなげていきたい」と意気込んだ。「勝ちにこだわっているんで、KOでも判定でもどちらでも」と必勝を誓った。 興行はNTTドコモの映像配信サービス「Lemino」で無料生配信される。プロ戦績は中嶋が18戦15勝(12KO)2敗1分け、和氣が41戦31勝(22KO)8敗2分け。(尾﨑陽介) そのほかの主な対戦カードは下記の通り。 ▼日本スーパーフェザー級タイトルマッチ 王者の奈良井翼(RK蒲田)vs同級2位の福井貫太(石田)