中日のノーヒッター山井大介が、縁もゆかりもない東北で今も支援を続ける理由 「草野球の兄ちゃんと思われてもいい」覚悟の施設訪問から11年 #知り続ける
1月の能登半島地震では、物資を運ぶという知人の2トントラックに水を大量購入して積み込んだ。山井さんの活動の原点には、親の教えもあるという。 「使命感とか、そんな堅苦しいものではなくて。困っている人がいたら、自然と手を出せたら、というのは父の教え」 待ってくれている人のために手を差し伸べ続ける。 × × × 山井大介さんの略歴:兵庫・神戸弘陵高から奈良産大、河合楽器を経て、2002年にドラフト6位で中日に入り。1年目から6勝をマークした。日本一となった2007年は日本ハムとの日本シリーズで八回まで完璧に抑え、史上初の継投での“完全試合”を成し遂げた。2021年に現役引退し、翌年から投手コーチを務める。通算成績は62勝70敗20セーブ。