今シーズンに“異変”…?いまだ絶不調の大物(2)メジャー挑戦を“直訴”も
プロ野球の世界では、一線級の活躍を続ける主力でも、絶不調の長いトンネルから抜け出せないことがある。2024年シーズンもこれまで十分な実績を積んできた選手が、例年にないような不振に陥っているケースが多く見られる。ここでは、今季いまだに調子が上がっていない大物を紹介する。
髙橋光成
投打:右投右打 身長/体重:190cm/105kg 生年月日:1997年2月3日 経歴:前橋育英高 ドラフト:2014年ドラフト1位 いまだに勝ち星がなく、エースの役割を果たせていないのが髙橋光成である。 前橋育英高校では、2年夏の甲子園で優勝投手になった髙橋。2年時から高校日本代表に選出された。 高校最後の夏は甲子園に出場できなかったものの、埼玉西武ライオンズがドラフト1位で単独指名。入団時から将来を嘱望されていた。 すると、ルーキーイヤーから一軍で8試合に先発し、5勝2敗、防御率3.07 をマーク。8月度の月間MVPに輝くなど、高卒新人らしからぬ投球を見せた。 だが、翌年は先発ローテーションの一角を担うも、4勝11敗と大きく負け越し。その後は登板機会が減少するなど、苦しいシーズンが続いた。 その後、2019年に自身初の2桁勝利(10勝)を挙げると、2021年からは勝ち星を積み重ね、3年連続2桁勝利を達成。昨季はリーグ2位の防御率2.21をマークするなど、抜群の安定感を誇った。 今季は、オフのメジャー挑戦も噂される中、右肩の張りで出遅れると、一軍合流後も精彩を欠く投球が続いた。10試合登板で0勝8敗、防御率4.42と浮上のきっかけが一向につかめず、6月24日に二軍降格。まさかの大不振に陥っている。
ベースボールチャンネル編集部