寺を乗っ取られた元住職が語る 1000年を超える歴史の寺が「ごみ捨て場」 自分も被告人となり…「自身の甘さが発端です」
--Q:事件の発端となったのは何だと思いますか? 【正圓寺・元住職 辻見覚彦被告】「自身の甘さなんでしょうね」
■寺を再建する道は…
こう振り返りつつ、住職復帰に意欲を見せる辻見被告に対し、今、寺を守っている人は… 【正圓寺を守る会・元木淳雄さん】「犯した罪は罪なので、償わないと檀家や信者、近隣住民に示しがつかない。お金を借りていると聞いているので、少しずつ返していくという姿勢を見せることによって、僕らが『辻見さんが戻っていいですか?』と聞く前に皆さんが認めると思う」
そして、再建に辻見被告が役に立つこともあると話します。 【正圓寺を守る会・元木淳雄さん】「正圓寺は古い歴史があって、辻見さんしか知らないこともある。辻見さんを慕っている檀家がいるのも確かなので、僕らが居座るわけにはいかない」 【正圓寺・元住職 辻見覚彦被告】「批判は甘んじて受け入れますけど、お寺がちょっとずつでも良くなっていけるように頑張りたいと思います」
地域で親しまれてきた古刹が、住職や周辺の人物によって、ひどいありさまとなってしまいました。再建は前途多難です。 (関西テレビ「newsランナー」 2024年3月14日放送)