2024年ももうすぐ終わり……というわけで、1年のヒットモノを振り返るあの大人気企画が帰ってきました！ヒットモノのなかでも、特に影響力が大きかった精鋭をピックアップして編集部が大賞を決定し、ヒットの理由を深掘りしていきます。 ⇒【写真】「2024MonoMaxヒットモノ大賞」バイク編の詳しい画像を見る（全8枚） この記事では、スマートで快適な移動を実現し、趣味としても楽しめるモーターサイクルに着目。2024年はどんなモデルが人気となったのか、ぜひあなたの愛車選びの参考にしてみてください！

バイクはネオクラシックが強い！

試した人：乗り物ライター・安室淳一さん モーターサイクルをはじめ、クルマや自転車から最新のE-モビリティまで様々な車両に試乗し、吟味している乗り物ライター。 2024年、モーターサイクルでは依然ネオクラシックなモデルが支持され、また電動アシスト自転車や電動バイクではシンプル＆コスパのいいものが選ばれている。この記事で注目しているモーターサイクルでは、80年代のレーシングマシンをオマージュしたヤマハ XSR900 GPが中高年には懐かしく、若者には新鮮に映るスタイリングが刺さり約1カ月で受注1000台を突破。また、2023年からの中型二輪免許で乗れる輸入車発売ラッシュの中では英国トライアンフのスピード400がメーカー史上最高の販売台数達成に大きく貢献した。

1. 販売後わずか一カ月で年間販売目標を達成

ヤマハ XSR900 GP ABS

【2024ヒットモノ 大型バイク部門大賞】 ヤマハ XSR900 GP ABS ￥1,430,000 1980年代に活躍したレーシングマシンYZR500をオマージュしたモデル。存在感あふれるスポーティなスタイルに888ccのパワフルながら操る楽しさも味わえるエンジンを搭載し、眺めても走っても心を躍らせてくれる一台。 ●全長×全幅×全高＝2,160×690×1,180㎜　●シート高＝835㎜●車両重量＝200㎏●総排気量＝888㏄●エンジン型式＝水冷4サイクル直列3気筒DOHC4バルブ●最高出力＝88kW（120PS）/10,000rpm●最大トルク＝93N・ⅿ（9.5kgf・ⅿ）/7,000rpm●燃料消費率（WMTCモード値）＝21.1㎞/ℓ（クラス3、サブクラス3-2）1名乗車時 存在感際立つアッパーカウルと別体式のナックルバイザー、そしてゼッケンプレートをモチーフとしたフロントデザインが懐かしくも新鮮な感覚を見る者に与えてくれる。