市川團十郎「普段にない刺激」と総勢11人で泉岳寺をお参り １月新橋演舞場で「裏表忠臣蔵」
市川團十郎（47）が10日、東京・泉岳寺を訪れ、「双仮名手本三升 裏表忠臣蔵」（1月3日初日、新橋演舞場）の成功を祈願した。泉岳寺は、赤穂藩主浅野家の菩提（ぼだい）寺で、忠臣蔵との縁が深い。 團十郎を含めた9人の出演者と、補綴（ほてつ）、演出の石川耕士さん、演出、振り付けの藤間勘十郎が浅野内匠頭の墓前で手を合わせた。 團十郎は「皆さんと一緒に舞台を作っていく上で、エネルギーや、普段ない刺激がこういう現場でも出てきますし、みんなのエネルギーを受け止めながら稽古するというのは楽しみです」と話した。 市川ぼたん、市川新之助も出演する。團十郎は「彼らはまだ台本を見ていない。この中の誰より動じずにやるのは子供じゃないですかね」と期待も込めた。 また、6日に誕生日を迎えたことを聞かれると「47歳で四十七士です」と応じ「来年は（尾上）菊之助さんの菊五郎襲名がありますし、歌舞伎のために貢献できるようにしたい」と語った。 出演者は團十郎のほか、中村歌昇、中村種之助、中村児太郎、大谷廣松、市川男寅、中村福之助、中村虎之介、中村歌之助が出席。
