【70歳代の貯蓄】夫婦2人なら「貯蓄3000万円以上」あれば安心ですか？割合と平均貯蓄額をチェック
2024度の年金額は2.7％の増額改定
2024年1月19日、厚生労働省は2024年度の年金額を2.7％増額すると発表しました。 ここからは2024年度の年金額の例を見てみましょう。 ●2024年度の年金額例（国民年金と厚生年金） ・国民年金（満額）:6万8000円（+1750円） ・厚生年金※:23万483円（+6001円） ※平均的な収入（平均標準報酬（賞与含む月額換算）43万9000円）で 40年間就業した場合、受け取り始める「老齢厚生年金と2人分の老齢基礎年金（満額）」。 上記はいずれも月額であり、厚生年金はモデル夫婦の年金額例です。 現代では多くの世帯が共働き世帯となっており、モデル夫婦のように「40年間専業主婦」という方は少なくなっています。 このため、各家庭によって年金の受給額が異なる点に留意しておきましょう。 ここまで2024年度の年金額例を紹介してきましたが、次章では、現代シニアの平均年金月額を確認していきます。
厚生年金の平均受給額はいくら？
厚生労働省年金局「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」より、現代シニアの平均受給額を見ていきましょう。 ●厚生年金の平均年金月額 ・〈全体〉平均年金月額:14万3973円 ・〈男性〉平均年金月額:16万3875円 ・〈女性〉平均年金月額:10万4878円 ※国民年金部分を含む 平均額は14万円台となっており、男女差が約6万円ほどあります。 厚生年金は現役時代の働き方や加入期間に応じて受給額が変動します。一方、国民年金ではどうでしょうか。 続いて、国民年金の平均受給額を一覧でみていきましょう。
国民年金の平均受給額はいくら？
●国民年金（老齢基礎年金）の平均年金月額 ・〈全体〉平均年金月額:5万6316円 ・〈男性〉平均年金月額:5万8798円 ・〈女性〉平均年金月額:5万4426円 国民年金で5万円台という結果になりました。 国民年金は保険料が一律であることから、大きな個人差は見受けられません。 ご自身の受給額について詳しく知りたい方は「ねんきんネット」や「ねんきん定期便」を参照するとよいでしょう。
