胃粘膜を保護し腸を整える「キャベツ」。しっかり効果を得るには生食が正解な理由
冬キャベツの選び方のポイント ・ずっしり重く、葉がぎっしり巻いている ・芯の切り口が500円玉大 春キャベツの選び方のポイント ・小さくて軽く、葉がふんわり巻いている ・芯の切り口が500円玉大 キャベツの処理法:キャベツの葉の芯は栄養豊富で甘みも強いので、捨てないで!硬めの食感が気になるようなら、スライサーなどでそぎ取る、もしくはV字に切り離してから細く刻んで料理に。 茹ですぎると食感が失われ、ビタミンC、ビタミンUなど水溶性の栄養素も流出してしまいますが、茹でるとたくさん食べられるのも事実。1枚ずつ葉をはがし、沸騰したお湯に入れて約30秒、サッと茹でます。 キャベツの保存法:硬い芯の部分をくり抜いて濡れたキッチンペーパーを詰める、もしくは芯に楊枝2~3本を刺してから乾いたペーパーで包みます(保存期間は2週間)。春キャベツの保存期間は1週間です。 使いかけのキャベツは、切り口が空気に触れないよう、ラップでぴっちり包んで冷蔵室へ(保存期間は1週間)。 農家だから知っている!おいしい野菜の食べ方 〈酢キャベツ〉 たくさん作っておけば、健康的な付け合わせ、副菜になります。千切り、ざく切りなど食べやすい大きさに切ったキャベツを、塩適量(キャベツ1/2に対し小さじ1)とともに密閉ビニール袋に入れてよくもみ、お酢適量(キャベツ1/2に対し200ml)を加え、冷蔵庫で半日間寝かせます。好みで砂糖、昆布、粒マスタード、唐辛子を入れても◯。
〈無限キャベツ鍋〉 素材のうまみが合わさって、キャベツ1玉があっという間になくなっちゃいます。4等分に切ったキャベツ、豚バラ肉、しめじ、しいたけ、コンソメスープを入れ、キャベツがしんなりしたら完成。 ● 消化促進作用のある大根は、皮ごと おろしやサラダにするのがベスト 大根に含まれる「ジアスターゼ」という成分は、消化を促すことで健胃の助けになる消化酵素。ただし熱に弱く、おでんや煮ものなど大根を加熱する料理ではほぼ失われてしまいます。また、ジアスターゼは大根の皮にも多く含まれていることから、生で皮ごと大根おろしや大根サラダなどにするのがベスト。時間が経つごとにジアスターゼは減少していくため、大根をおろしたり切ったりするのは食べる直前にしましょう。 大根〈アブラナ科ダイコン属〉 大根の旬:冬(12~2月) 寒さの中で糖分と水分をたっぷりと蓄えた旬の大根は、甘くてみずみずしく、繊維が柔らかいのが特徴。おでんや風呂吹き大根など熱々の冬料理にも欠かせません。 大根の栄養:(水に溶けやすい水溶性栄養素)カリウム、ビタミンC、食物繊維、ジアスターゼ、葉酸、イソチオシアネート、(無機質栄養素)カルシウム、(水に溶けにくい不溶性栄養素)食物繊維 など 大根の選び方:寒さにさらされながら、しっかりと育ったほうれん草を見極めるには、葉が肉厚で濃い緑色か、茎が太いか、少し触れてみて茎に弾力があるかをチェック。葉先が変色手に持ってみてずっしりと重ければ、水分をたっぷりと蓄えたみずみずしい大根です。ひげ根が多い大根や毛穴が深いものは、ストレスの多い環境で育ったために身が硬くエグミが強い可能性が高いでしょう。また、土から出ている部分は光合成により緑色になります。外気にさらされることで水分や甘みは損なわれるため、首の青みが薄いものを選んだほうが、葉の付け根までおいしく食べられます。