夏は目薬も腐る⁉ 手作り目薬は最悪失明も…目を守るために知っておきたい4つの知識を眼科専門医が解説 SNSでバズった「1滴だけ出す秘密のテクニック」も
湿布薬と一緒に保管してはいけない
目薬はその保存する場所も注意が必要です。防虫剤を入れたタンスの中や開封した湿布薬を入れた救急箱などに目薬を一緒に入れないようにしましょう。これらには、揮発性の高い成分が含まれており、それが目薬のプラスチック製の容器を透過する恐れがあります。 特に、湿布薬や液状の消炎鎮痛剤に含まれるメントールやカンフルなどの芳香成分、油性ペン(有機溶剤)、洋服の防虫剤(パラジクロロベンゼン)などには揮発性の高い成分が含まれています。 これら成分が容器を透過して、目薬に溶け込むかもしれません。例えば、湿布薬に含まれているメントールが液に溶けると、目薬が目にしみることがあります。 目薬を保存する場合はこれらと別に保存するか、処方時にもらう目薬用の袋に入れて保存するようにしましょう。中には点眼ボトルに回数や開封日を記入する方がいますが、油性ペンを使うとその成分が透過するかもしれません。水性ペンを使うか、目薬用の袋に記入するようにしてください。 取材・文/ドクターK@眼科医パパ サムネイル写真/Shutterstock
ドクターK@眼科医パパ
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