「寒いから」といって便座の温度を「強」にするのはもったいない?「弱」でも十分温かいし電気代も変わりますよね?
※筆者作成 温水洗浄便座で節電機能を使用した場合、1日あたりの電気料金に大きな差はありませんでした。しかし年間で見ると、貯湯式では約2000円、瞬間式では約370円の電気代を節約できています。 温水と便座の温度を自動でコントロールするものや、タイマーでモード切り替えをするものなど、製品によって節電機能の仕組みは異なります。しかし、いずれの場合でも、節電機能を使用することで電気代を節約できるでしょう。 ■洗浄水の設定温度を低くする トイレの電気代を節約するために、洗浄水の温度を低めに設定する方法もあります。 貯湯式トイレの洗浄水の温度設定を中から弱へ一段階下げた場合、年間13.8キロワットアワーの省エネとなり、約428円の節約が可能です。 ■使わないときはトイレのフタを閉める トイレの電気代を節約するには、使わないときにフタを閉める方法もあります。貯湯式トイレのフタを閉めた状態と、開けたままの状態を比較すると、消費電力量は年間34.9キロワットアワーの差があり、電気代も約1082円違います。 温水洗浄便座のフタを開けたままにすると、熱が空気中に放出されて余計な電気代がかかるため、使った後はフタを閉めましょう。
便座の温度を「強」から「弱」にすると、電気代が年間1600円ほど節約できる可能性がある
便座の設定温度を「強」から「弱」に下げることで消費電力が下がり、電気代を節約できます。 また、1日あたりのトイレ使用時間は1時間弱のため、使用しないときも便座を温め続けると電気代がかかります。多くの温水洗浄便座には省エネ機能が備えられていますが、今回ご紹介した方法も参考にして、トイレの電気代を節約しましょう。 出典 経済産業省資源エネルギー省エネ性能カタログ2023(147ページ) 全国家庭電気製品公正取引協議会「電力料金目安単価 その他の質問カタログなどに載っている電力料金の目安単価とは何ですか? 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部