Jリーグ“最強”クラブは? パワーランキング9位。人気は国内屈指だが…? 営業収益で一歩後退
サッカークラブの持つ影響力は単一の尺度で測れるものではないが、複数の指標から見えてくるものがある。今回はJ1、J2、J3の全60クラブを対象に、成績、人気、育成、売上の4つの指標を抽出して数値を組み合わせてランキング形式にした。果たして、最も“力のある”Jクラブはどこなのだろうか。ランキングを順位ごとに紹介する。※見出しの括弧内の数字は、各項目の1位(最高位)を60ポイント、60位(最下位)を1ポイントとして降順で計算した合計値。
9位:名古屋グランパス(207) 2024リーグ戦成績:11位(J1) 2024シーズンホームグロウン人数:8人(11位タイ) 2024リーグ戦ホームゲーム平均入場者数: 27,650人(3位) 2023年度営業収益:約63億300万円(7位) 2024シーズンの名古屋グランパスは、YBCルヴァンカップ優勝という成功を収めたものの、J1リーグでは低迷し、11位でシーズンを終え、4年ぶりのボトムハーフとなった。2023シーズン序盤戦は首位を争う時期もあっただけに、リーグ戦の成績には不満が残るシーズンだったと言える。 1試合平均観客数は27,650人に達し、クラブ史上最多記録を更新。リーグ全体では動員数で3位となり、日本国内でも屈指の人気を誇っている。 営業収益は、2022年度から約2億1200万円増加し、約63億300万円に達した。しかし、他クラブの収益増加に及ばず、順位は5位から7位に後退している。 2024シーズン開幕時点のホームグロウン人数は8人で、順位は11位タイ。過去3シーズンの推移を見ても4人、6人、7人と徐々に増加傾向にあり、好材料と言える。育成組織からはかつて吉田麻也、近年では藤井陽也が輩出されるなど、チームの主軸となる選手の登場に期待がかかる。 名古屋は11月に長谷川健太監督の続投を発表し、さらに今月20日には玉田圭司のトップコーチ就任も公表された。2024シーズンは振るわなかったが、ファンは2010年以来、15年ぶりとなるリーグ優勝への期待を寄せている。
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