子どもから大人まで自由に出店 阿智村清内路「里山キャンパス」で循環ピクニック【長野県】
長野県阿智村清内路の交流施設「里山キャンパス」で23日、使わなくなった衣類や雑貨などを持ち寄って利活用を図る「循環ピクニック」が開かれた。子どもから大人までが自由に出店し、雑貨や飲食物などを販売。楽しみながら物を大切にする循環の輪を広げた。 年齢に関係なくやりたいことができる場を提供し、使わなくなったものを循環させることで大切にしたい―と、伊那谷の母親らでつくる南信女子会が主催。今回は施設を運営する里山生活(阿智村)が企画するイベント「種まきびと祭り」とコラボする形で行った。 年齢に関係なく自由にフリーマーケットを出店できるのが特長で、地元の清内路小学校の児童たちも参加してフェルトとドングリを組み合わせたキーホルダーを販売。商品の準備から接客、会計まで全てを自分たちで行い、制作を体験できるブースも設けて来店者を指導した。 友人を誘って出店した4年の児童は「キーホルダーにすることで飾りやすくなる」とオリジナルキャラクターをモチーフにした商品を紹介し、「みんながフェルトが楽しいと思ってくれたら」と願った。 この他にも飯田下伊那地域や中京圏から計30組の出店があり、菓子やバッグ、アクセサリーといった多種多様なものが並べられた他、射的やメダカすくい、人形劇のワークショップなどを開く参加者も。ステージイベントは誰でも出演できる「オープンマイク」の形態で行われ、歌や楽器の演奏などで盛り上がった。 種まきびと祭り実行委の森田真弓さんは「驚くぐらいいろいろな層の人たちが来場し、子どもから大人まで楽しんでいるのが伝わってきた」と話していた。