【独自】「パワハラですよと言われようが、変わりません私」叱責する声 看護専門学校で教員のパワハラ疑惑 ある生徒は「看護師になりたくて入っただけなのに」兵庫・相生市
MBSニュース
兵庫県の相生市看護専門学校の男性教員らが、生徒に対してパワハラを疑われる不適切な指導をしたとして、MBSの取材で市から口頭訓告などの措置を受けていたことが分かりました。 「ただ看護師になりたかっただけなのに…」女子生徒の証言 (男性教員 ※ボイスレコーダー音声)「いくらパワハラですよと言われようが、変わりません私」 パワハラになっても構わないと言いながら生徒たちを叱責する男性の声。MBSが入手した、相生市看護専門学校に勤める男性教員のものとされる音声です。 この学校の複数の教員は、クラスの1人でも遅刻や忘れ物などのミスをすると長時間にわたる叱責や、連帯責任としてクラス全員に対し、「けじめ」と称する掃除を強制するなどの罰を与えていたといいます。 この学校に通う女子生徒は繰り返される「けじめ」によって、不安神経症などを発症し、心療内科に通いながら通学しています。 「ただ看護師になりたくて入っただけなのに、そのことで人生が変わってしまったなと感じたこともありました」 市は今年6月、不適切な指導をしていたとして、教員ら4人に対し口頭訓告などの措置を取りました。市の聞き取りに対し教員らは「意味のある指導だった」と答えていましたが、措置を受け入れて反省しているということです。
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