前半「違いを作った」久保、伊東「やってはいけない」二度のミス、鎌田の「大事さが証明された」試合【日本代表「中国戦」「来年の予選」「W杯本戦」の大激論】(1)
■「空回りした」ランスの2人
大住「一方で、久々に先発したスタッド・ランスの2人、中村と伊東純也は、空回りしていた感じがあったね。伊東は、やってはいけないミスを2回したんだよね。失点場面は、伊東のミスから始まった。前半25分にも、鈴木彩艶のセーブに救われたものの大ピンチがあって、その場面も伊東のミスから始まっていたんだよね。攻めには、勝負を仕掛けてボールを取られてもいいところと、いけないところがある。取られてはいけないところで奪われてしまうと、本当に大変なことになってしまう」 後藤「取られてもすぐにトランジション(ボールを相手から奪ったとき、または奪われた直後の短い時間)でカバーして、奪い返せる場所ならいいけどね。それができないところで取られちゃうと、どんなチームでも一気に危なくなる」 大住「ワールドカップ予選を戦う今の日本は、特に人数を前にかけて崩しにかかっているからね。でもね、そういうところでも久保は素晴らしかった。前半42分の久保がショートCKを蹴り、伊東が久保に返したボールがちょっと浮いて、詰めてきた相手に取られて反撃を受けそうになったんだよね。その場面で久保は、すぐに追いかけて取り返していた。そういうところも含めて、今回の久保のプレーは素晴らしかった。もちろん、2点を決めた小川航基や遠藤航とか、良かった選手はたくさんいるけど、中でもチームを助けていたのは久保だし、前半に違いをつくり出していた。久保がボールを持って相手の裏に入ったところから、相手の守備ブロックが崩れていったからね。もっといろいろなことができたかもしれないな、という気もするけど」
大住良之,後藤健生
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