【バレー】ヴォレアス・井上仁「サーブはFC東京のころから応援してくれているファンに成長した姿を見せられた」V1男子会見
エドクライン監督(ヴォレアス)
●エドクライン監督 多くのことを分析しました。 まずはグレートベアーズさんのオフェンスの部分をブロックで少し抑えることができました。 柳田(将洋)選手以外の選手に関してはあまりアタックで決められませんでした。 ブロックに関しては良いゲームプランがあったと思います。 より良い結果を出すためにはアタックを改善する必要がありました。 相手がどうブロックしてきて同時にどうディグしてくるかを分析して分かっていました。 そこで適用しようとしましたけども一夜で自分たちのパターンというのを完全に変えることができませんでした。 アタックに関しては一番の課題で昨日に関しても(アタック)効果率がとても低かったです。 今日は相手のディグに関しても本当に素晴らしかったと思います。 背が大きくてキルブロックをたくさんするようなチームではないかもしれないですけども、ブロックタッチを取って、そこからディグという形でディフェンスをしていました。 昨日に関しては、そういったトランジションのところでグレートベアーズさんのアタックが良かったです。 今日は相手のトランジションの部分を抑えることができました。 あとは相手のフローターサーブのところで苦戦してしまって、今日十分ではなかったと思います。 東京GBさんの良いブロック、ディフェンス、サーブに感謝したいと思っています。 そういったところで我々の成長につながります。 我々は一貫して勝っていくようなレベルには行っていないかもしれないですが、しっかりとしたフィードバックから学んでやっていきたいと思っています。 ――スタータでセッターに山岸(隼)、オポジットに古賀選手といつもと違う組み合わせだった狙いについて。 エド:山岸選手に関しては、東レ戦で指の怪我をしましたのでプレーをして欲しくない面がありました。 後衛に関しては(ブロックをしないので指の怪我が悪化する)リスクがそれほどないのでできます。 前衛でブロックはして欲しくないと思っていましたので、後衛で使える時はできるだけ使っていこうと考えました。 セットの序盤で(セッター以外の3人による)いいブロックで(ローテーションを)回していき、3 つ回ったらまたメンバーチェンジしてまたいいブロックになります。 出だしで相手を突き放したいところがありました。 最初に本澤選手と張(育陞)選手で出てしまうと2枚代えをした時に1回入れて戻すので(選手交代を)4回使ってしまいます。 最初に山岸選手と古賀選手で出た場合に関してはそこが 2回で済むのでそういったメリットもありました。 2枚代えはいい方法ではありますが、入れて戻すので 4 回使ってしまいます。このやり方だと 2 回で済むのでそれも理由としてあります。 序盤で(普段と違う選手を起用して)相手を混乱させたいところもありました。 第1セットに関してはうまくいきましたが、サイドアウトのレベルというところで試合後半まで続きませんでした。 ――勝ち星を上げたかった東京GBに監督がいろいろな試みをしている中で内容が良くない形で2連敗したこと、チームの限界と伸びしろが残っているのかについて。 エド:2つ目の質問ですが両方です。何人かの選手は明らかにV1の経験値が足りてない部分もあります。 V2でのプレー歴も長い中でこのV1のレベルが高いです。 今シーズンに関しては全員をテストしていって、誰がV1でプレーできるのかを見ていくシーズンです。 今シーズンは降格がないので選手補強をするところではやりませんでした。 彼らも昨シーズンまで頑張ってV1に上がったメンバーです。 (V1で)プレーをするチャンスを与えたいと思いました。それと同時に何人かの選手は成長できると思っています。今日に関してはいいレベルではプレーができませんでした。 張選手は本来持っているレベルでプレーできなかったと思います。 V1でも彼のプレーというのは証明してきた部分あると思います。よりアタックでバリエーションが出てくれば決めることもできると思っています。 2021年のVNLで(オーストラリア代表の)(スミス )ルーク選手は日本代表に対してもかなり決めていました。彼に関してもよりいいプレーができると思います。 樫村選手に関しても代表チームの一員ですし、怪我明けではありますがより良いプレーできると思っています。 何人か例を出しましたが他にも名前をあげることができます。 質問への答えとしてですが、何人かは限界まで来ている部分もあるかもしれませんが何人かはもっとできると思っています。 スタッフとして全員と一緒に成長していきたいと思います。 誰のことも諦めずに引き続きやっていきたいと思っています。