「試合前は緊張したっていい」元日本代表選手が息子に語った言葉 小学生ラグビー名門チームが挑む全国大会
ヒーローズカップ決勝大会で「圧勝したい」
かしいヤングラガーズは、磨き抜かれたタックルと持ち味の展開ラグビーで、去年11月の九州大会を制しました。1月27日と28日に神奈川県横浜市で行われる、小学生ラグビー唯一の全国大会、「ヒーローズカップ決勝大会」に挑みます。 かしいヤングラガーズ キャプテン 淵上輝己さん(12) 「タフな試合になると思いますが、皆を盛り上げて圧倒して勝ちたいです」
キャプテンの父は元日本代表選手
かしいヤングラガーズの選手たちをまとめるキャプテンの淵上輝己さん(12)。自宅を訪れると、玄関にラグビー日本代表のユニホームが飾られていました。実は、淵上さんの父親は、元ラグビー日本代表でスタンドオフを務めた淵上宗志さん(46)です。 自宅では、息子の試合映像をみながら分析し、アドバイスしています。 輝己さんの父 淵上宗志さん 「これをやっちゃうと外が余ってしまう、相手が数的優位になる。・・・・・・」
父が先輩として、息子に語った言葉
輝己さん(12)は3歳でラグビーを始ました。父・宗志さんの指導も受けながら、親子二人三脚で全国大会に挑みます。指導時に宗志さんが語りかけるのは、父親としてではなくラグビー選手の先輩としての言葉です。 淵上宗志さん(46) 「緊張する時っていうのは、戦う準備やけんな。心が『戦うよ』という気持ちになって緊張する。緊張しないと戦えない。普通のこと。『緊張してきた』って口に出していい。お前がそうやって言う方が周りも安心するよ」 父の言葉にうなずく息子の輝己さん。一流選手としての経験が裏打ちするアドバイスを受け、必勝への思いを強くしています。 キャプテン 淵上輝己さん(12) 「九州代表として優勝してきます。優勝の確率は100%です」
「日本一になれると思う」コーチの自信
ヘッドコーチの林恵造さんも全国制覇に向けて、自信をのぞかせました。 かしいヤングラガーズ ヘッドコーチ 林恵造さん(45) 「おそらく。日本一になれると思います」 子供たちの努力はもちろん、コーチ陣の熱心な指導に、保護者の手厚いサポートの結果獲得した全国大会への切符。九州代表としての誇りとサポートしてくれる人たちへの感謝を胸に、子供たちはどんなプレーをみせてくれるでしょうか。選手たちの力強い声がグラウンドに響きました。 「ヒーローズカップ、優勝するぞー!おー!」