中国紙の元幹部に懲役7年 スパイ罪、日本に情報提供
【北京共同】中国北京市の第2中級人民法院(地裁)は29日、日本人外交官に情報を提供したなどとしてスパイ罪で起訴された共産党系主要紙、光明日報の論説部副主任を務めた董郁玉氏に懲役7年の判決を言い渡した。関係者が明らかにした。董氏は無罪を主張していた。 裁判所の周辺ではこの日、警察官らが厳重な警備を敷いた。 董氏は著名な改革派知識人として知られる。2022年2月に北京で日本大使館員と会った直後に拘束され、昨年3月にスパイ罪で起訴された。 中国当局は当時、この日本大使館員を一時拘束して取り調べ、日本政府が厳重抗議した。起訴内容にはこれに加え、複数の日本人外交官との交流が含まれていた。