“フィリピンの至宝”がBリーグ自由交渉選手リストから抹消…新シーズンは海外クラブで挑戦
Bリーグは9月19日、自由交渉選手リストを更新。元三遠ネオフェニックスのサーディ・ラベナを同リストから抹消した。 フィリピン出身で現在27歳のラベナは、189センチ93キロのシューティングガード。2020-21シーズンからBリーグで導入されたアジア特別枠制度の1人目の選手として三遠に加入すると、“フィリピンの至宝”とも称されてきた能力を遺憾なく発揮してきた。 在籍4年目だった2023-24シーズンは、リーグ戦57試合に出場して1試合平均12.6得点3.0アシスト5.0リバウンドをマークし、クラブ史上初の地区優勝に貢献。レギュラーシーズンで優秀な成績を収めたアジア特別枠選手を表彰する「アジア特別賞」の第1号受賞選手にもなった。 しかし、同シーズン終了後の5月24日に契約満了のため自由交渉選手リストに公示され、7月30日にはアラブ首長国連邦のドバイバスケットボールクラブ(BCドバイ)がラベナを獲得したと発表。2024-25シーズンは4年間過ごしたBリーグを離れることが決まっていた。 新天地となるBCドバイは今年誕生した新興クラブ。ボスニア・ヘルツェゴビナ、クロアチア、モンテネグロ、セルビア、スロベニアといった東欧のクラブで構成される「ABAリーグ」に参戦することが決まっており、同クラブはラベナを「ヨーロッパでプレーする初のフィリピン人選手」と紹介。なお、今回の契約は1年契約で、1年間の契約延長オプション付きと伝えられている。
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