【陸上】男子800m・花村拓人が現役引退 「残り2試合全力で走ります」 世界ユース代表、22年全日本実業団優勝
9月25日、男子中距離の花村拓人(TAKEO AC)が所属するチームのSNSを通じ、今季限りでの引退を発表した。 400mHリオ五輪代表の野澤啓佑が指導に専念「どこかで区切りをつけないといけない」/全日本実業団 花村は1998年生まれの26歳。大阪府出身で、大阪東高では長距離ランナーとして競技に取り組み、2年目から800mをメインとした。高校3年の近畿インターハイで1分51秒15をマークしたことで、同年7月の世界ユース選手権代表に選出。準決勝にまで進出している。 関学大進学後はさらにタイムを短縮し、18年には同年の学生トップとなる1分47秒61をマーク。日本選手権は17年~19年まで3年連続で入賞したほか、18年愛媛国体では2位という成績を残す。その後は、アスナビを通して紙の専門商社である竹尾に入社。社業を行いながら競技を続け、22年の全日本実業団選手権では自身初の日本一にも輝いた。 花村は自身のSNSを更新し、「名残惜しい気持ちがありますが、それ以上に最後まで全力で走れることを嬉しく思っています!これまでの感謝の気持ちと最後に自己ベストを更新するという気持ちを胸に残り2試合全力で走ります」とコメント。今週末に行われるYogibo Athletics Challenge Cupに出場後、10月6日の日体大競技会で引退試合を迎えるという。
月陸編集部