クラッシュでリタイアのキャシディ「自分を見つめ直さなければ」次戦東京に向けては自信あり
ジャガーのニック・キャシディは、フォーミュラE第4戦サンパウロePrixでクラッシュしリタイア。ポイントリーダーの座は守っているものの、「自分自身を見つめ直さなければならない」と考えている。 【リザルト】フォーミュラE第4戦サンパウロePrix決勝 今季からジャガーに加入したキャシディは、優勝1回を含む3戦連続表彰台を獲得する最高のシーズンスタートを切った。 しかしサンパウロではわずか0.011秒届かずグループ予選を突破できず。9番手から決勝レースに臨んだが、決勝でも大きく順位を上げることはできなかった。 しかも混戦の中でフロントウイングにダメージを負ってしまったキャシディは、15周目のターン10でウイングが脱落しマシンの下に入ってしまったことでコントロールを失い、バリアにクラッシュ。レースを終える事になってしまった。 「(レース序盤に)何度か接触があって、フロントウイングは大丈夫だったんだけど、不運なことにそのラップの半周ほど前にも接触があって、フロントウイングがかなりひどいダメージを受けてしまったんだ」 そう彼はmotorsport.comに語った。 「(クラッシュは)いつかは起こることだったと思う。思い通りにいかなかったし、ベストなレースではなかった。そのことについては自分自身を見つめ直さなければならないし、もっと良くならないといけない」 キャシディのチームメイトであるミッチ・エバンスは予選4番手から優勝争いを繰り広げたことを考えると、今回もジャガーのマシンに競争力があったのは間違いない。 サンパウロePrixではノーポイントに終わったキャシディだが、ポルシェのパスカル・ウェーレインに4ポイント差をつけて依然としてランキングをリードしている。 次戦は初開催となる東京ePrix。馴染みのある日本でのレースに向けて、キャシディは自信を覗かせた。 「今週末、僕は最速のマシンの1台だったと思う」 「僕はまだ選手権をリードしているし、3戦連続で表彰台に上がっているんだ。東京に向けて、自信を持てない理由はないよ」
Stefan Mackley