D2C企業のFun Standard、RKB毎日ホールディングスの子会社に 「放送局×コマース」の事業展開を検討
Fun Standardは12月23日、福岡の民間放送局を運営するRKB毎日ホールディングス(RKB社)と戦略的資本提携を締結した。今回の提携により、RKB社がFun Standardの株式90%を取得する。 Fun Standardは「ワクワクで世界を変える」を企業理念に掲げ、アウトドアやスポーツ用品、モバイルアクセサリー、カー用品など、自社で企画・製造した商品をダイレクトに顧客に届けするDtoC(インターネットでの通信販売事業)を主軸に展開している。変化の早いEC市場で、常に顧客視点に立ち、毎日の生活が楽しくなりライフクオリティ向上につながる“ワクワク”“高品質”を追求した商品・サービスを開発している。 一方、RKB社は、福岡を拠点に放送事業を中心としながら、デジタルメディアやイベント事業にも注力しており、「地域とともに未来を創る」企業グループとして多様な事業展開を行っている。 今回の提携を通じて、RKB社の放送・メディア力やFun Standardの商品企画開発・製造力、EC運営力を融合することで、さらなる事業成長を目指す。具体的にはタレントやスポーツイベントとのコラボ商品開発、「放送局×コマース」の事業を展開することによる新しいビジネスモデルを構築などを展開する計画だ。RKB社の持つネットワークとリソースを活用し、Fun Standardのブランド商品の販路をさらに広げていく。 今回の戦略的資本提携後も、Fun Standardの大屋良介代表は引き続き経営に携わり、RKB社からの役員派遣を受けつつ、両社の協力体制のもと、これまで以上に日常にワクワクを心が躍る・生活を豊かにする商品やサービスを提供していきたいという。
日本ネット経済新聞