過去2度優勝マレーがウィンブルドン棄権「非常に難しい決断」腰の負傷が回復せず<男子テニス>
ウィンブルドン
テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)男子シングルスに出場する予定だった元世界ランク1位のA・マレー(イギリス)は2日、1回戦を前に棄権を表明した。 【錦織 圭、ジョコビッチら ウィンブルドン組合せ】 現在シングルス世界ランク113位のマレーは2013年と2016年のウィンブルドン王者。今年は引退を示唆するなかで迎えた大会となった。 しかし、先月19日に行われたシンチ・チャンピオンシップス(イギリス/ロンドン、芝、ATP500)2回戦を腰の負傷により途中棄権すると、その後同箇所の手術を敢行。手術から約10日間でウィンブルドン初戦を迎えることとなっていたが今回、棄権することが決まった。 ウィンブルドンの公式サイトにはマレーのチームのコメントが掲載された。 「残念ながら1週間ほど前に手術を受けて以来、回復に非常に懸命に取り組んできたにも関わらず、アンディは今年のシングルスに出場しないという非常に難しい決断を下しました。ご想像のとおり、マレーは非常にがっかりしていますが、ジェイミー(マレーの兄)とのダブルスで最後のウィンブルドンに出場することを楽しみにしています」 シングルスを欠場したマレーだが兄のJ・マレー(イギリス)とともにワイルドカード(主催者推薦)でダブルスに出場する予定。1回戦ではR・ヒジカタ(オーストラリア)/ J・ピアース(オーストラリア)組と対戦する。 なお、マレーの代わりにはラッキールーザーで世界ランク83位のD・ゴファン(ベルギー)が出場し、同39位のT・マハーチ(チェコ)と顔を合わせる。
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