住宅街でじっとして動かない老犬を保護「ノミだらけで毛はボサボサ、目が見えず歩けない」迷い犬?捨てられた?老夫婦がお世話に奮闘
保護主は老夫婦 老犬のお世話に奮闘「この子の状況を考えると頑張れる」
とはいえ、マダムさんは犬を飼ったことがないそうで、戸惑いながらもアンジィくんのお世話に奮闘しているとのこと。 「猫は50年以上飼ってきましたが、犬は初めてです。体重15キロは大きいので、お風呂に入れたりするのは老夫婦にはきついと思いますが、この子の状況を考えると頑張れると思います。今回、XとInstagramに投稿したことで、たくさんの方のアドバイスや優しいお気持ちを知り、動物に心を寄せてくださることが想像以上に多いことに感激しました。 優しいと言われましたが、そんな高尚な人間ではなく、関わってしまったことはしかたがない、やれることはやろう、と思っている婆と爺です。30年以上前、子猫がいたのに置いてきてしまい、その後探しに行ったけれどもういなかった、その時の悔恨とざんげの気持ちが今回素通りできなかった、私の勝手なしょく罪なのかもしれません。 アンジィくんは迷い犬なのか、捨てられてしまったのか分かりませんが…おうちにペットをお迎えしたい方がいらっしゃったら、犬の終身飼育、ペットは家族であるということ、そして犬や猫などペットを飼うことの覚悟、金銭的なことも含め考えてください。それが私たちの願いです」 マダムさんたちは警察に迷い犬の届け出をしましたが、保管期間3カ月の期間内に飼い主が見つからない場合、おうちの子としてアンジィくんをお迎えするそうです。 【飼い主さんへ】 「もし探しておられたなら、預かってお世話させていただいています。ご連絡してくださることを願っております。 連絡方法はXでアカウントを公開しているので、DMという形でよいかと思います。その場合、場所をある程度お知らせしないといけませんよね。姫路市立高校近くの住宅街で、でもよいでしょうか? あまり具体的に住所を書くのは少しはばかられるので。勝手を申しますがよろしくお願いいたします」 (マダム・デコさんより) ◇ ◇ マダムさんの投稿には、感謝のコメントが多数寄せられるなど話題になりました。 「保護ありがとうございます。長い時間さまよっていたのでしょうね。ご家族様の暖かいお心で手を差し伸べてくださり感謝致します」 「棄てたのでしょうか。何よりも寂しいはず。悲しいはず。年老いて家族に棄てられたとしたら。どうか、あたたかく余生を…お願いします」 「目も見えずどれだけの不安と恐怖の中ひとりぼっちでいたのかと思うと涙が出ます。ノミもそんなにいたら痒く苦しかったことでしょう… どんな環境で生きてきたのか考えると胸が苦しくなります」 「この子のこれからが穏やかでありますように。優しい人に見つけてもらえて良かったね」 「何かの、事故なのか。。。。私は老衰の看取ってきましたが。老いていく姿、甘えてくる姿が日々可愛くて仕方なかったです。 崩れゆくあの日、腕の中で息絶えてくれた事感謝しかないです。もう4年経ちますが、忘れません。そしてまた会えると信じてます。良い方に巡り会えたね」 (まいどなニュース特約・渡辺 晴子)
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