24年通期収入はガイダンス上限に、「非常に良い感触」-シティCFO
(ブルームバーグ): 米銀シティグループは2024年の収入ガイダンスの上限を達成するもようで、同行の資本見通しが一段と明確になり次第、自社株買いを拡大する方針だ。
シティのマーク・メイソン最高財務責任者(CFO)は10日、ゴールドマン・サックス・グループの会議で、シティグループの資本を投資家にさらに還元することが「私のリストの上位にある」と述べた。
24年通期の収入については、ガイダンスで示した800億-810億ドル(約12兆1000億-12兆3000億円)の上限を達成する見込みだとし、「非常に良い感触だ」と発言。一方、費用もガイダンスの上限になる可能性が高いと話した。
シティは10-12月に10億ドルの自社株買いを目標としており、既に5億ドルを完了している。
メイソン氏はこの日、マーケットを除いた純金利収入が今年は想定を上回っているとも指摘。25年以降もプラスの営業レバレッジが期待できると語った。
10-12月の投資銀行手数料収入は前年同期比25-30%増になりそうだとの見通しも示した。
原題:Citi CFO Mason ‘Feels Very Good’ About Revenue for the Year (1)(抜粋)
(c)2024 Bloomberg L.P.
Todd Gillespie