その姿は生き残りのため。環境に適応してきたユニークな生物進化15選
ハゲタカの頭
ハゲタカのツルツルの頭、実はすごく意味があったのです。ハゲタカは動物の腐敗した死骸を食べる習性。なので、残り物の死骸に顔をグイグイ突っ込んで食べるため、ツルッとしているほうが頭ごと入れやすいからなんですね。あとは死骸の菌が頭に付いたまま繁殖しないように、ツルツルだと自分を清潔に保つことができるのです。また、体温調節の効果もあるそうです。
タコの皮膚
タコがこの15種の中に入ってくるような予感、してましたよね? でも進化の特徴ってなに?と聞かれるとパッとは思い浮かばないのがタコ。タコの進化の特徴は、動物界でも随一のカムフラージュ能力。海底のサンゴや砂の色だけでなく、その質感さえも真似できてしまうんです。
カメレオンの舌
タコでもうカムフラージュを出してしまったので、カメレオンについては舌に注目してみましょう。カメレオンの舌は伸縮性があり、目に見えないものすごい速さで獲物に向かってその舌を打ち放ちます。粘液が目標とした獲物にしっかりとくっつくので、引っ張って戻すときも離れないようになっています。
キリンの首
キリンの首はこんなに長いのに、頸椎の数は私たち人間と同じ7つ。でも長いだけあって、いろんな使い道があります。高い木の葉を食べるために使うのがメインですが、繁殖時にメスを巡って他のオスと「首絡みの戦い」をするときにも使います。
アリクイの舌
ジャイアントアリクイの舌の長さは、なんと60cm以上。舌の長い理由は、アリの巣やシロアリの巣を引き裂いて、1回で約140匹の昆虫を食べるため。
カモノハシのくちばし
不思議な進化の代表格を忘れちゃいけません、カモノハシです。まず哺乳類ですが卵を産みます。そしてビーバーのようなパドル状の尾があり、ホタルのように暗闇で光ります。そしてオスはエイのように毒のある棘があります。 そして一番不思議なのはくちばし。18世紀のイギリスの科学者たちは、このくちばしは作り物なのではないかと困惑したほどだったそうです。カモノハシのくちばしは電気センサーで覆われていて、川底で食べ物を探す探知機の役目をしています。