実写『ウイングマン』の森本桃子役でドラマ初レギュラー出演中の女優・上原あまね「私も特撮ヒーローになってみたいと思うようになりました」
漫画家・桂正和の代表作を実写化したドラマ『ウイングマン』(テレビ東京系)が10月22日(火)より放送スタート! 【写真】実写『ウイングマン』森本桃子役・上原あまねインタビュー 原作は、1983年から1985年まで『週刊少年ジャンプ』にて連載された桂正和の連載デビュー作『ウイングマン』。80年代特撮ヒーローの影響を受けた作風で人気を集め、生誕40周年を記念して実写ドラマ化された。 そんな本作で、アクション演劇部の森本桃子役を演じるのが上原あまね。2017年~2023年3月までアイドルとして活動し、昨年10月に改名してお芝居の活動を本格的に始めている。ドラマ初レギュラー出演となる20歳の注目女優を撮り下ろし&インタビュー。撮影の裏話やヒーローへの思い、休日の過ごし方などを聞いた。 * * * ――今回がドラマ初レギュラー出演になりますが、役が決まったときはどんな思いでしたか? 上原 めちゃくちゃうれしかったです! 大学の帰りで電車に乗っているときに、マネージャーさんから連絡があって。なんだろうと思いながら電車を降りて電話に出たら、『ウイングマン』の出演が決まったと聞いたんです。心臓の音がすごくバクバクして、手もずっと震えていて、駅のホームの端っこで泣いちゃいました。 ――それほど思いが強かったんですね。 上原 小学校高学年の頃からお芝居の世界に憧れて、ドラマや映画に出ることをずっと目標にしてきたので涙が止まらなかったです。今もその駅を電車で通るたびに、うれしさの感情がよみがえるくらい大きな出来事でした。 ――上原さんが演じる森本桃子役は、主人公の特撮ヒーローオタクの高校生・広野健太(藤岡真威人)が所属する部活、アクション演劇部の後輩役。第4話から登場するそうですね。 上原 はい! 桃子は、"女版・広野健太"と言われるくらい特撮ヒーローをこよなく愛していて、ピュアでまっすぐな女のコです。後輩ですけど先輩たちを引っ張っていくような快活さがあって、演じている私まで元気をもらいました。私も家族や親友の前では元気なキャラですが、桃子を演じるようになって周りの人からも「明るくなったね」と言われることが多くなりました。 ――桃子も特撮オタクの役ですが、どんなところを意識して演じましたか? 上原 セリフの意味をちゃんと理解していないと桃子のオタク心が伝わらないなと思ったので、初見ではわからなかった「赤射」や「焼結」などの用語を徹底的に調べました。『宇宙刑事ギャバン』など台本に出てくる作品はメモを取りながら見て勉強して、それでもわからないところは坂本浩一監督に聞いて。わかりやすく丁寧に教えてくださって、監督の"特撮愛"を感じました。 ――坂本監督といえば、『スーパー戦隊』『ウルトラマン』『仮面ライダー』などに携わり、特撮アクションの第一人者です。撮影現場の雰囲気はどうでしたか? 上原 明るい内容の作品なのでキャストやスタッフの皆さんもすごく仲が良くて、カメラがまわっていないときでも誰かの笑い声が聞こえてくるような現場でした。みんなで集まってお弁当を食べて、すごく楽しかったです! ――アクション演劇部のキャストさんたちと食べたんですか? 上原 そうですね。一度だけ、原作者の桂正和先生が現場に来てくださったことがあって、一緒にお弁当を食べました。最初は「桂先生だ!」と緊張しながら挨拶しに行ったのですが、「やっほー」みたいな気さくな感じでの方で(笑)。ドラマ化するときのお話も聞かせていただいて、すごく楽しくて最高の時間でした! ――貴重な経験ですね。桃子役についてお話しましたか? 上原 「ドラマ現場にちゃんと身を置いたのは『ウイングマン』が初めてなんです」とお話したら、先生から「桃子には思い入れがあるし、当時人気のあったキャラクターでもあるから頑張ってね」みたいな応援の言葉をいただきました。すごくありがたかったです!