「ケンカしたら生花を」「疲れたらタオルを変える」…メンタルトレーナー流<心が元気になるインテリア術>とは?「嫌なことがあったときこそ変えるチャンス」
内閣府が発表する「子ども・若者白書」(令和元年版)によると、日本の若者の「自己肯定感」は諸外国に比べて低く、欧米など6か国との比較でもっとも低いといいます。ではどうすれば、自分自身を肯定でき、前向きな気持ちやチャレンジ精神を保つことができるでしょうか。経営者やトップアスリートなど15000人以上のメンターをつとめる中島輝氏いわく、玄関やトイレ掃除など、心地いい空間を作ることが自己肯定感に大きく作用するようです。具体的なアイテム選びや方法を紹介します。 【書影】心理カウンセラー直伝!『自己肯定感を上げるインテリアブック』 * * * * * * * ◆嫌なことがあったときこそインテリアを変えるチャンス ちょっと落ち込んだときや嫌なことがあったときに気持ちを切り替えたい、あるいは、心を元気にしたいときに手軽に取り組めるインテリア術をスペースや部屋別に紹介します。 キッチンは調理する場所、トイレは排泄をする場など、各スペースや部屋には日常生活を送る中で必要な機能がありますが、それだけではなく、下記のように心理的な意味や機能も持ち合わせています。 玄関 …気持ちが入れ替わるところ キッチン …自分らしさを感じさせてくれる、自分らしさを発揮する場 ダイニングキッチン …コミュニケーションの場 トイレ …健康面やメンタル面があらわれる場 浴室・洗面所 …自己愛を育み、リラックスする場 庭・ベランダ …自然に触れ、脳が刺激される場 次からは、各スペース・部屋ごとに自己肯定感を高めるインテリア&エクステリアアイテムを紹介しています。 取り上げたアイテムと自己肯定感の関係についても触れていて、何に影響をもたらすのかがわかるので、目的を持って取り組めるはず。各スペース・部屋のアイテムを整えて心理面の機能をプラスに向かわせることで、徐々に自己肯定感がアップしていきます。
◆過ごす時間が長い場所から変えてみる どのように取り組むかは自分で決めてOK。どこから始めるという決まりもありません。 たとえば、キッチンで過ごす時間が長いならエプロンの色を変えて気分転換してもいいですし、家族とケンカしたときはダイニングキッチンのテーブルに生花を飾ってみる、あるいは、ちょっと疲れ気味なら浴室やトイレのタオル類を変えてみたり……何か1つ変えてみるだけでもOK。 スキルアップ編として、色、形やモチーフ、香りをインテリアに取り入れるメリットを紹介しています。みなさんはすでに、意識しないまでもこうした要素を上手に取り入れられているかもしれませんね。 また、四季折々の部屋の模様替えも気分転換となります。生活がルーティン化すると感情は停滞し自己肯定感はダウンしがちになります。これを防止するためには四季に合ったインテリアにすることで脳を刺激、心にメリハリをつけていくのも効果的です。
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