大谷翔平さまさま…侍ジャパン欧州代表戦がガラガラで主催者が「招待券を大盤振る舞い」の苦悩
中日、巨人で名手として鳴らした井端弘和監督(48)が率いる侍ジャパンが3月6日、7日と京セラドーム大阪で欧州代表と戦った。初めて現役大学生4人を選出するなど話題になったが、その裏では客の不入りをなんとかすべく関係者が奔走していたという。 【すごい…写真あり】スポーツウェアブランドで紹介されていた真美子夫人の「美脚ぶり」 NPB関係者が打ち明ける。 「2試合ともテレビのゴールデンタイムで中継しやすい午後7時10分プレイボール。初戦は2万7698人、第2戦は2万5379人の観客が球場を訪れました。そこそこ客席が埋まっているように見えましたが、実は客のほとんどが主催者側が“緊急動員したファン”だというのです」 どういうことか。関係者が続ける。 「シーズン前の〝花相撲〟にわざわざ現役メジャーリーガーを呼ぶ訳にもいかず、台湾遠征から帰国したばかりの巨人も、シーズンに向けた調整を優先させるために選手派遣を見送りました。結果、客を呼べるスターが不在となり、チケットがあまり売れなかったのです」(同前) メディアで「当日券の発売有」とアピールするなど、ギリギリまでプロモーションを続けたが、確実にチケットがさばける保証はないため、最終手段としてNPBは招待券をあちこちに配布したというのだ。 「客席がガラガラなのを嫌がったのは主催者でも選手でもなく、中継したテレビ局の面々でしょうね。地上波はTBSとテレビ朝日が放映権料を払ってゴールデン帯で生中継しました。この2局が狙う本丸は、今秋に行われる国際大会『WBSCプレミア12』の本戦中継。今回はそこに向けての実績づくりです。“種まき”としての中継だとはいえ、まったく世間から注目されていないこと局上層部にバレると、本丸の放映権獲得活動に支障が出る。そのため、侍ジャパンのスポンサーを務める企業を通じて『絶対に来場する』ことを条件に招待券が配布されたといいます。 昨季はWBCで日本中が盛り上がりましたから、テレビ局の上層部は“野球バブル”の再来を信じていた。ところが、フタをあけてみたら『単なる大谷翔平バブルだったね』と現場スタッフは皆、苦笑していますよ。今秋のプレミア12に日本人メジャーリーガーが参加するかどうかは不透明。先が思いやられますよ」(広告会社関係者) 思えば、いまメディアで騒がれているのも大谷翔平(29)、ダルビッシュ有(37)らメジャーリーガーばかり。日本のプロ野球界の先行きが危ぶまれる。
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