ENEOSホールディングス 齊藤社長を解任 2代続けて不祥事で
ENEOSホールディングスは、女性に抱きつく不適切行為があったとして齊藤猛・代表取締役社長を解任したと発表した。同社によれば11月末の懇親の場において、齊藤氏が酔った状態で同席した女性に抱きつく不適切行為があったとの内部通報を受け、外部弁護士による調査の結果、事実と判断したという。同席した谷田部靖・代表取締役副社長も「不適切行為を生ぜしめた」として辞任、須永耕太郎常務執行役員も「不適切発言をした」として報酬減額の処分とした。社長の代行は2024年4月まで宮田知秀・代表取締役副社長が務める。 同社は去年にも、当時の代表取締役会長だった杉森務氏が女性に対する不適切行為があったとして辞任していて、コンプライアンス体制の強化を進めていた矢先だった。 ENEOSHDは、女性に対する不適切行為で2代続けてトップが退くという深刻な事態を受け、きょう6時から緊急会見を開き、再発防止策などを説明する予定だ。