【解説】「大谷選手は知らなかった」 “違法賭博”通訳・水原氏の発言“変化”なぜ…今後は?
日テレNEWS NNN
21日、大谷翔平選手の通訳・水原一平さんが解雇されました。違法賭博で450万ドル、日本円で約6億8000万円の借金があったということです。いったいどういうことなのか、そして今後は…日本テレビの小栗泉解説委員長が詳しく解説します。
■“違法”賭博で6億円超の借金 水原氏「“違法”だという認識はなかった」
有働由美子キャスター 「2人は、選手と通訳以上の関係性でしたので、非常に衝撃的なニュースですが… あたらめて状況を整理すると、発覚のきっかけは、カリフォルニア州に住む賭けの胴元、ブックメーカーのもとに、『ショーヘイ・オオタニ』名義で2回にわたって50万ドルずつ、合わせて1億5000万円の送金があったこと。 スポーツ専門メディアESPNが伝えたところによると、水原さんはこのブックメーカーと2021年に知り合っていて、違法賭博で450万ドル、日本円で約6億8000万円の借金があった。 水原さんは、『“違法”だという認識はなかった』と話していたということですが、この大谷翔平選手名義の送金をめぐって、水原さんの証言というのが、変わっているんですよね?」
■水原氏の最初の発言では…「“肩代わり”してもらった」
日本テレビ 小栗泉 解説委員長(日本の政治・外交に精通) 「そうなんです。ESPNが19日に水原さんにインタビューした時には、大谷選手から『二度とこうしたことがないなら助ける』と言われて、水原さんは『必ず返します』と約束をして、数か月かけて分割で支払い、“肩代わり”をしてもらった、ということなんです。 このとき大谷選手は、水原さんの見ている目の前で、自分のパソコンでログインして、振り込んだ、ということです」
■発言撤回の水原氏…「大谷選手は知らなかった」
小栗泉 解説委員長 「ところが、翌日になって、水原さんは発言を撤回しました」 「これは、なぜなのかということはわからないんですが、水原さんは『大谷選手は、ギャンブルや借金について、何も知らなかった』と語ったということなんです。 一方、大谷選手は、まだ何も発言していないんですけれども、代理人弁護士は、NNNの取材に『大谷選手が、大規模な窃盗の被害に遭っていることが判明して、捜査当局に告発した』と話しているんです」