強すぎるフィギュア日本女子、GP4戦表彰台「10/12」独壇場のワケ 世界女王・坂本花織は「全日本が恐ろしい」
GPシリーズ第4戦・NHK杯
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第4戦・NHK杯は9日、東京・代々木第一体育館で女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)首位の坂本花織(シスメックス)がともに今季世界最高の152.95点、合計231.88点で優勝。大会3度目の制覇を果たした。さらに2位に千葉百音(木下アカデミー)、3位に青木祐奈(MFアカデミー)が入り、ともに初の表彰台で日本勢が上位3人を独占した。坂本は日本勢躍進の理由を明かした。 【画像】NHK杯表彰式に現れて「おお~っ!」 優勝した日本人選手も思わず拍手した女性 日本勢の勢いはとどまることを知らない。今季のGPシリーズは第1戦スケートアメリカで樋口新葉が優勝、渡辺倫果が2位。第2戦スケートカナダは坂本が優勝し、松生理乃が2位、吉田陽菜が3位で表彰台を独占。第3戦フランス杯はアンバー・グレン(米国)に優勝を譲ったものの、2位に樋口、3位に住吉りをんが入った。そして、NHK杯で今季2度目の表彰台独占。実に12枠のうち10を日本勢が占めたことになる。
GPシリーズ連勝で、躍進の象徴となっている世界女王の坂本は「もうびっくり! こんなにうれしいことはない」と興奮。日本勢の表彰台ラッシュは把握しており、「NHK杯は結構プレッシャーだなと思っていたら、また(表彰台が)プラス3やん。今年、日本凄いなと思っている」と話す。ただし、このメンバーが揃う12月の全日本選手権は「恐ろしいです。これに加えてジュニアの子も入って来るので、今回以上の緊張だと思います」と冷や汗だ。 ロシア勢が国際大会から排除されているものの、日本勢の躍進は事実。坂本は「ジュニアの子も自分からいろんなことに取り組んでいる。氷上だけじゃなく、陸上でのトレーニングも、生活をスケートのために捧げている意識の高い選手が多い。自分も見習わないとなと思う部分がたくさんある」と理由を語る。「みんな良い相乗効果になっている。なので、このまま続けばいいな」とフィギュア大国への道を描いた。
THE ANSWER編集部