スタイリストchizuさんの高知旅【後編】 豊かな食文化に触れる・食べる!「街路市」めぐり
これまでクウネル・サロンでご紹介した記事の中から、6月に読みたい記事をピックアップしました。 ※記事の初出は2023年6月。内容は執筆時の状況です。 【画像一覧を見る】 高知の観光で外せないのが、通りにたくさんのテントが並ぶ高知市の「街路市」。観光客にも人気の「日曜市」は有名ですが、高知市が「市のまち」といわれるように、火曜・木曜、金曜、土曜…と、毎日のようにどこかで市が立っているのです。 前編に続き、スタイリストchizuさんが、高知の風物詩である「街路市」を、日をわたって巡りました。「新鮮な農作物や加工品を生産者から直接お話を聞きながら買うことができるのって、とてもわくわくします。今回はできるだけ見てまわりたいです」(chizuさん)。
新鮮な野菜からいも菓子まで。 約350店の規模に圧倒される「日曜市」
高知県の街路市で一番有名なのが、毎週日曜に開かれる「日曜市」。歴史は長く、江戸期の1690年、土佐藩のお殿様によって制定されたのが市のはじまりだとか。 日本最大級とも言われる規模の日曜市は、高知城の追手門からまっすぐ伸びる追手筋(大通り)に、約1kmにわたって約350店が並びます。 朝10時。通りは新鮮な野菜や果物を買い求める客であふれています。もしや、出遅れた…!? お店の方に聞くと、遅くとも朝8時頃には開店の支度は済んでいるそうで、地元の人ほど早い時間にいらっしゃるとか。 それでも、さすが日本一の街路市。ぎっしりと並んだ店には、トマト、葉野菜、根菜、柑橘など、高知特産の新鮮な食材がずらりと並び、軒先をカラフルに彩っています。 圧倒的に多いのは生鮮食料品。その中に、ポン菓子、冷やし飴、実演販売のいも天など、高知のローカルフードも勢揃い。食べ歩きしながら、通りをずんずん進みます。 一軒一軒、商品を見ては店主との会話が弾むchizuさん。 「知らない野菜を見つけたので『これはどうやっていただくの?』と聞くでしょ。そうすると、答えが二倍にも三倍にも、五倍にもなって返ってくる(笑)。生産者さんが直接販売しているから、おいしいものの見極め方とか、調理の方法とか、たっぷり教えてくれる。生産者さんならではの知恵を聞けるのが、とても楽しいですね」