「トランスジェンダーの夫と結婚して…」トランスジェンダーの夫がした妻への質問 その回答に…「素敵なご夫婦」の声
『めぐみ』という名前への思い
思春期の頃は『めぐみ』という名前が本当に嫌で、改名するつもりでいたと話すめぐみさん。 戸籍変更の際に名前を変えることもできたのですが、現在もかわらず『めぐみ』という名前で生活しているのには理由がありました。 ひとつは『めぐみ』という名前の通り、人に『めぐまれた』人生だから。 女として生きた人生も、男として生きている人生もどちらも大切な自分の人生であり愛着があるといいます。 一時は嫌で仕方なかった名前を受け入れられたのは、自身が言うように、人との出会いに恵まれ、たくさんの人から愛されているからこそなのでしょうね。 もうひとつは、ご両親の離婚の際に3回苗字が変わっているからだそう。下の名前が変わってしまうと元の自分の名前がなくなってしまう。それが寂しいという思いもあるのだそうです。 今では「女性的な名前だね」と言われたときは「女に生まれたけど男になった人なんです。と説明しやすいかな」と話すように、SNSではリアルな自身の体験やトランスジェンダーへの考えを発信し、注目を集めています。
SNSの発信で届けたい思い
めぐみさんが自身の体験を発信する理由の一番の目的は、自分と似た境遇の人たちと繋がり、役に立ちたいという思いがあるそうです。 「素朴で地味だけど、元女だけど、こういう生き方もあるよー!LGBTQ+の当事者って意外とあなたのそばにいるよ!」 そう伝えたい。そういった理由から発信していると話してくれました。
奥さんとの出会い、そして結婚
めぐみさんと奥さんとは職場の研修で出会ったそうです。 出会った当初、めぐみさんは女性として奥さんと出会い、約1年間同じ役割で働いていました。その時は別の女性とお付き合いしていためぐみさん。その女性から突然振られてしまった際、いろいろと相談しているうちに仲良くなったとのことです。 結婚に対しての意志は薄かった、興味もあまりなかったというめぐみさんが日本ではまだまだハードルの高い結婚を決意したのはどうしてなのでしょう。 その答えは奥さんの人柄にありました。