「かわいいと思ったが…、すごい迫力」 雄ヤギ24頭が熱い闘い 沖縄・多良間でピンダアース大会
【多良間】雄ヤギが闘う第26回多良間島ピンダアース大会(主催・同実行委員会)が10月13日、多良間村多目的広場で行われた。 ヤギ初競りで「祝儀値」31万200円 2000年以降で最高値 沖縄・糸満の家畜市場で127頭の取引成立 実行委員会会長の伊良皆光夫村長は「今回も島外から参戦するピンダ(ヤギ)が多数おり、海を越えてきたピンダたちと多良間で育ったピンダたちの熱く勇ましい闘いが期待できる」とあいさつした。 「脳天割り」「頭突き押し」「腹取り」など8種類の技があり、どちらかが戦意を失うか、審判が危険と判断すると勝敗が決まる。 軽量級(40~54キロ)に13頭、中量級(55~69キロ)に3頭、重量級(70キロ以上)に8頭の計24頭が出場し、ゴツンと頭をぶつけ合う音を会場に響かせた。 東京から観光で来た女性は「初めて見た。ヤギはかわいいと思っていたが、互いに頭をぶつけ合い、すごい迫力で怖いと感じた」と話していた。 重量級はアナギナー☆ブライン(飼養者=森山銀次郎さん)、中量級はTEN号(同=知念玲さん)、軽量級はオカダ号(同=渡口米子さん)が優勝した。(長岡秀則通信員)