60代は「ものをもたない」暮らしで時間を増やす。朝の支度は爆速、家事ラクになった
3:買いものの時間が減る
今の生活では、基本的に必要なものだけを持っているため、買いものするのは「普段使っているもの」がなくなったり、壊れたりしたときだけです。 若い頃は時間があったこともあり、毎日のように買いものに関することをしていました。実際に店舗に行くだけでなく、「次に買うもの」を探すために雑誌やカタログを見ていました。 今では衣類は定番を決めているので、新しいものを手に入れるときでも品選びに時間はかかりません。食料品はネットで注文し、毎週配達してもらっていますが、いつも買うものを定期購入できるので、時間をかけずにすんでいます。
4:メンテナンスの時間が減る
ものが少ないと、所持品のメンテナンスにかかる時間も減ります。大きなものでは、クルマを持っていないため、クルマ関係の雑務にはまったく時間を使っていません。衣類や食器を必要最低限だけもつと、使うたびに洗うので、洗濯ものや洗いものがたまることもありません。これが結果的に家事の時間を減らしています。 私は今、電子レンジもオーブントースターも使っていませんが、そのおかげで、これらの家電の掃除をしなくてすんでいます。 家には大きなオーブンがついていますが、オーブンの掃除をしたくないのと、ひとり暮らしに対して大きなオーブンを稼働させるのは電気がもったいないと感じて、使っていません。
5:選ぶ時間が減る
ものが多いと、毎日の小さな意思決定にかかる時間が積み重なります。服、食器、道具などを選ぶとき、選択肢が多ければ多いほど迷う時間が長くなりませんか? 私はものを減らしたことで、選択肢が少なくなり、早く決断できるようになりました。たとえば、衣類はあまりもっていないため、着るものは定番化させています。朝、着るものに迷うことなく、外出の支度も家族の中でいちばん速くできていました。 食器もいつも使うものしか持っていないため、迷う余地なし。食材も1週間で食べきれる分しか買わないので、冷蔵庫に残りものがたまることもないので、「なにを料理するか?」と悩むこともありません。 選択肢が多いと選ぶ楽しみがあります。ですが、ものを選ぶのに時間がかかることは、「迷って決められない」ストレスも生みます。所持品を絞れば、こうしたストレスから解放されます。 今回は、所持品を減らすと時間ができることをお伝えしました。時間は命そのもので、とても大事なもの。目に見えないので、なんとなく使ってしまいがちですが、シンプルライフにすれば、もっと意図的に使うことができますよ。
筆子