大泣きしている子に「○○くん大丈夫?」では深みにハマる…子どもの癇癪に驚くほど効果がある声かけフレーズ
■次はどうするかを約束する 【はるか】さらに言えば「約束」ができるともっといい。また大泣きしてほしくないし、もちろん子どもだってまた大泣きしたくないから。たとえば、「○○くんが大きな声出すと先生ちょっと困っちゃうんだ。だから次は涙が出る前に相談してくれん? そしたらすごくうれしいな。約束してくれる?」なんて話したり。 【ひとし】すごい! それって何年生の子? 【はるか】小学1年生でも2年生でもしてたよ。 【ひとし】うまくいくんだ? なんか理屈としてはわかるけど、実際に子どもとそこまで建設的なコミュニケーションが成立するのかなって疑問も残ってる……。 【はるか】もちろん、これはあくまでも成功例。基本的に一回でうまくいくことはほとんどないと思います。でも、「今回は泣いてる時間が短くなったね」とか「次はもうちょっと短くなったらうれしいね」って何回も何回もくり返していくことがすごく大事。 【ひとし】なるほどね。でも、可能なんだ、すごいな。 【はるか】難しいけどね。でも実際に、お悩み相談をくれた別の親御さんにこの方法を紹介したら「おかげで子どもがすごく変わりました!」ってメッセージをもらったこともあって。ぜひ、一度試してみてほしいです。 ---------- 〔はるか先生のワンポイント〕 ファンタジーマネジメント 癇癪は正面から受け取らず、瞬時にモードを変えてあげよう。 ---------- ---------- 福田 遼(ふくだ・はるか) 「子育てのラジオ『Teacher Teacher』」MC 1995年福岡県生まれ。九州大学教育学部卒業後、5年間の小学校教諭を経て退職。その後8カ月にわたり世界各地の教育施設を訪問。2023年4月に旧友・秋山とともに始めた「子育てのラジオ『Teacher Teacher』」ではMCを務める。24年に株式会社Teacher Teacherを組織し、無料オンラインフリースクール「コンコン」をスタート。 ---------- ---------- 秋山 仁志(あきやま・ひとし) 「子育てのラジオ『Teacher Teacher』」MC 1996年福岡県生まれ。九州大学大学院システム情報科学府修了後、企業のブランディング・広告制作を行う会社に入社。その後、株式会社FUBIの音声プロデューサーとして、企業のブランドポッドキャストを企画・制作。「子育てのラジオ『Teacher Teacher』」をプロデュース・MC・編集を担う。福田とともに株式会社Teacher Teacherを組織。フリースクール「コンコン」の運営に携わる。 ----------
「子育てのラジオ『Teacher Teacher』」MC 福田 遼、 秋山 仁志